今月のお題
3月7日にウィキッド 永遠の約束 (字幕版)を観に行きました。元になっているオズの魔法使いを知らないまま去年に1作目を観に行き、観直さないまま観に行ってしまったので、深みのある感想が出なくてかなり後悔しています。
正しいと思われたいという気持ちは誰にでもある
オズの魔法使いという偉い人が、実は動物の自由を奪って独裁しようと企てていた!と気付いた主人公・エルファバが、どうにかして止めないと…と奮闘するお話でした。 奮闘するんだけど、色んな人(先生とか)に阻止されてしまうんですよね。それで、物語中盤でエルファバが「善い人でいるのはやめよう」みたいなことを言ったのが印象的でした。
動物を解放したいと動く中で、彼女は「真実を知ればみんな私が正しかったって気付いてくれる」と自分に言い聞かせていました。つまり、動物たちを自由にしたいと思っていたのはもちろんなんだけど、どこか「自分が正しいことをした」と褒められたい気持ちがあったのではないか、と私は考えています。
エルファバは、生まれつき肌が緑色で、魔力がコントロールできずトラブルを起こすこともあって、周囲から気味悪がられていました。疎まれていたからこそ、正しいことをしたら色んな人に認められて自分の存在が肯定されることを望んでいたのではないか、と思います。
もう一人の主人公であるグリンダは、エルファバとは対照的に、誰からも好かれるような爽やかで可愛らしい女の子です。(学生のとき、なんとなくグリンダみたいな印象の子?友だち?がいて、どう接すればいいか分からなかったのを覚えています。)ストーリーの中で、「みんなから持ち上げられたら拒めない」といった趣旨のことを男友達のフィエロに打ち明けていて、とても人間くさくていいなあ。と思いました。私も色んな人にちやほやされまくったら、例え利用されているかもしれなくても、なんやかんや受け入れてしまうかもしれない。
私だって、「善いことをした」とか「正しい人だ」とか言われたいですよ。でも、周りの評価を優先するあまり、「善いことをする」という目的を達成できないのであれば、悪役になりきることも必要なんだなと感じました。仕事だと、「善いことをする」のと「評価される」、モチベや給料のためにもどちらも大事だと思いますが。私事ですが、仕事がかなりハードな中、上長の方に「遅くまで頑張っていただいてありがとうございます」って言われると、いえいえそんな…となりつつ悪い気はしないです。そろそろこういう気遣い力を培う必要があると常々思っています。
「愛してる」、最強
物語の終盤で、エルファバが悪役として倒されるときが来て、エルファバとグリンダがお互いに「愛してる」って言うんですよ。グリンダとフィエロが婚約しましたよ!って発表されたときでさえ、お互い「愛してる」って言わなかった気がするし、「国を守る美男美女が結ばれてなんかええやん!」って雰囲気でうやむやになっていたのに。魔法学校に入学して、全然気が合わない同士なのにルームメイトになって、喧嘩したり距離を縮めたりを繰り返した末の、「愛してる」。最強の破壊力だと思いました。「今までありがとう」「あなたのことは忘れない」とかドデカ感情がこもっていると思います。ドデカ感情、大好き。
うまい言い回しって難しい
グリンダが「あのエルファバと学校で友だちだったって本当?」って聞かれて民衆がざわめくシーンがあるんですけど、『私は善い魔女なので、悪い魔女とも友だちなんですよね』みたいな返しをするシーンがあります。こうやって、とっさにいい感じで嘘ではないことを言ってやり過ごすグリンダ、したたかでかっこいいと思います。でも、ここまでうまい立ち回りをするために色々苦労したんだろうかと思うと、胸が苦しくなります。
まとめ
あんまりネタバレもなく、感想要素も薄くなってしまいました。ただ、「善い」とは何か?を考え直すきっかけになって、観に行ってよかったです。


























